この記事のポイント①:Apple Musicで音楽をダウンロードする方法を解説
Apple Musicアプリを使って、曲単位・アルバム/プレイリスト単位で音楽をダウンロードする手順を画像付きで説明しています。
この記事のポイント②:完全にオフラインで再生する方法をご紹介
ダウンロードした音楽をオフライン環境で再生する方法をご紹介しています。
この記事のポイント③:ダウンロードできない場合の対処方法もご紹介
スムーズに音楽がダウンロードできない場合のトラブルシューティングもご紹介しています。
Apple Musicの楽曲をダウンロードするメリット
Apple Musicは音楽聴き放題で利用できるのは嬉しいけど、データ通信量が気になる…そんな方のためにDIGLE MAGAZINEではApple Music上でのオフライン再生でデータ通信量を抑える方法を紹介します。
まずはどんなポイントがユーザーにとってメリットがあるかなど確認していきましょう。
外出先でも気兼ねなく音楽が聴ける
楽曲をダウンロードしておけば、通信量を一切消費することなく音楽を再生することができます。 スマホのギガの残りが気になる方でもWi-Fi環境であらかじめ聴きたい音楽をダウンロードしておくことで、通勤・通学中など外出中でも好きなだけ音楽を聴けます。
インターネットに接続できない環境でも音楽が聴ける
飛行機の中や地下などインターネットに全く繋がらない場所にいても、ダウンロードしておいた楽曲はオフライン再生で聴くことができます。
Apple Musicの楽曲をダウンロードするデメリット
Apple Musicのダウンロード機能は便利なものである反面、注意をしないと逆に不便と感じてしまう箇所もあります。 これからその点についてご説明します。
デバイスの空き容量を圧迫する
Apple Musicの楽曲をダウンロードするとその分デバイスのストレージを使用するので空き容量が少なくなります。 高音質の楽曲ほど多くの容量を使用するため、容量を節約したい場合は音質を落としてダウンロードすることをおすすめします。
Apple Musicのダウンロード、オフライン再生を説明する前に注意点
iCloudミュージックをオンにする必要がある
iPhoneユーザーがApple Music上でダウンロード、オフライン再生を行う為にはあらかじめ「iCloudミュージック」をオンにしておく必要がございます。これからこの手順についてご説明します。
まず「設定」をタップします。
次に「ミュージック」を選択します。その先にある「ライブラリを同期」(iOS 12以前の方は「iCloudミュージック」)という項目をオンにします。(Apple Musicに登録をしていないとその項目は表示されないので注意しましょう。) これでApple Musicの楽曲をダウンロードする事ができます。
Apple Musicのライブラリ追加とダウンロードの違い
Apple Musicではダウンロードによく似た操作として「ライブラリに追加」があります。 「ライブラリに追加」とダウンロードの違いは、オフライン再生できるかどうかです。
Apple Musicのライブラリは、例えるならばCD棚やレコードボックスのようなもので、ここに好きな曲を追加するとわざわざ検索しなくてもすぐに楽曲にアクセスすることができるようになります。 ただし、ライブラリに追加しただけではオフライン環境で聴くことはできません。 あらかじめ楽曲をライブラリに追加した上で、ダウンロードして初めて楽曲がデバイスに保存されオフライン再生ができるようになります。
Apple Music Classicalではダウンロードできない
Apple Musicのサブスクリプションに登録しているユーザーは追加料金なしで「Apple Music Classical」というクラシック音楽専門の別アプリを使うことができますが、Apple Music Classicalアプリはダウンロードおよびオフライン再生に対応していません。
そのため、クラシック音楽をオフライン再生したい場合はApple Musicアプリの方を利用するようにしましょう。
Apple Musicの楽曲をダウンロードする方法
Apple Musicで楽曲を単曲でダウンロードする場合
iPhoneでダウンロードする場合
それではこれからApple Music内の楽曲をダウンロードする方法をご説明します。
まずApple Musicを起動します。
Apple Musicで好きな楽曲を探して楽曲タイトル横にある「・・・」のボタンをタップします。
その後表示される項目から「ライブラリに追加」を選択すると「ライブラリに追加されました」と表示がでます。 これでまずApple Musicの自分のライブラリの中に追加されました。 次にそのApple Musicのライブラリに追加した楽曲をダウンロードします。
Apple Musicのライブラリに追加した後に再度「・・・」のボタンをタップすると、「ダウンロード」の項目が追加されているのでそちらを選択します。するとダウンロードした楽曲横にはダウンロード完了のマークがつきます。 これでApple Music上の楽曲のダウンロードは完了です。
パソコン(Mac)でダウンロードする場合
MacでApple Musicを起動させ、ダウンロードしたい楽曲を見つけます。見つかったら、トラック名の右端にある「・・・」を選択します。
出てきたメニューの中から「ライブラリに追加」を選択します。
ライブラリに追加できたら、ダウンロードしたいトラックにカーソルを合わせると「↓」マークが表示されるので、こちらをクリックします。
ダウンロードが完了すると「↓」マークが白抜きで表示されます。
Apple Music上のアルバム、プレイリストでまとめてダウンロードする場合
iPhoneでダウンロードする場合
今度はApple Musicのアルバムやプレイリストなどでまとめてダウンロードする方法をご説明します。まずはApple Musicでダウンロードしたいアルバムまたはプレイリストを開きます。
好きなアルバム、プレイリストを開いたら右上にある「+」のボタンをタップします。すると先程同様にApple Music上のライブラリに追加されます。
先ほどApple Musicからライブラリに追加した作品を見てみると、「↓」のマークが表示されるのでそれをタップします。選択したApple Musicのアルバムのダウンロードは完了です。
パソコン(Mac)でダウンロードする場合
アルバムもしくはプレイリストを開いたページにある「+追加」ボタンを選択します。
すると、「↓」マークが出てくるのでこちらをクリックします。
全ての楽曲のダウンロードが完了すると「✓」マークが表示されます。
Apple Musicに存在しない楽曲をダウンロードする方法
ここまで、Apple Musicで配信されている楽曲のダウンロード方法をご説明しましたが、次は配信されていない曲をダウンロードする方法をご紹介します。
iTunes Storeで楽曲をダウンロードする
Apple Musicで聴き放題で配信されていなくてもiTunes Storeには配信されていることがあり、購入することでダウンロードして聴くことができます。
iPhoneでiTunes Storeアプリを開きます。
「検索」を選択します。
検索ボックスにダウンロードしたい曲名を入力します。
楽曲もしくはアルバムの値段の部分を選択します。
Face IDやTouch IDで支払いを認証し、購入完了です。
iTunes Storeで購入した楽曲やアルバムは自動的にミュージックアプリのライブラリに追加されるので、先程ご紹介した方法でオフライン再生できるようにダウンロードしましょう。
PCからCDの楽曲をiTunesに読み込む
もしCDで音源をお持ちの場合、PCにCDを取り込むことで楽曲をApple Musicのライブラリに追加しスマホにダウンロードすることもできます。
まずはダウンロードしたい曲が入っているCDをPCにセットして読み込みましょう。Macの場合、CDを入れると自動でミュージックアプリが起動します。 するとCD情報が表示された画面になるのでダウンロードしたい曲に「✓」マークをつけ、右上の「読み込み」をクリックします。
すると読み込む時のファイル形式やビットレートを設定するウィンドウが表示されるので任意の音質を選択し「OK」を押します。
ひと通り読み込みが完了すると読み込んだ楽曲の横に緑の「✓」マークが表示されます。
左上の取り出しアイコンを押してCDを取り出しましょう。
CDから取り込んだ楽曲は「最近追加した項目」で確認することができます。
これでPCのミュージックライブラリには楽曲が追加されましたが、スマホのアプリにも表示させるには一度iCloudミュージックライブラリを同期させなければなりません。 PCのミュージックアプリで上部のメニューから「ファイル」>「ライブラリ」>「クラウドライブラリをアップデート」を選択しましょう。
進行状況は左下の「クラウドライブラリをアップデート中」の「i」マークを選択することで確認することができます。
アップデートが完了すると、スマホのApple Musicアプリのライブラリにも読み込んだアルバムが追加されるので、ここからダウンロードすることが可能です。
Apple Musicでダウンロードした楽曲を確認する方法
「自分のApple Musicライブラリにいろいろ追加しすぎてどれがダウンロードした楽曲か分からない」なんて人も少なくはないと思います。 そんな方の為に今回はApple Music上でダウンロードした楽曲のみ確認する方法をご説明します。
Apple Musicの「ライブラリ」というカテゴリーをタップして、その中の「ダウンロード済み」を選択します。
するとApple Musicでダウンロードを済ませた楽曲をプレイリスト、アーティスト、アルバム、曲の区分で見る事ができます。これでApple Music上でダウンロードした楽曲を見分けるのも楽になりました。
Apple Musicでダウンロードした楽曲の容量を確認する方法
「Apple Musicでダウンロードしているけど、現状どれくらい容量を使っているのか把握したい」という方の為に、これからApple Musicでダウンロードした楽曲の容量を確認する方法をご説明します。
まず「設定」をタップ。
「ミュージック」を選択。
「ダウンロード済み」の項目を選択。
ここでApple Musicでダウンロードした楽曲をアーティスト別、アルバム別、曲別で確認する事ができます。
オフライン再生だけで曲を聴く方法
では、ダウンロードした楽曲をインターネットを使用せず完全オフラインで聴く方法をご紹介します。 ここでご紹介する手順を踏めば、外出先でも誤ってモバイルデータ通信を使用することなく音楽を楽しむことができます。
「設定」アプリを開きます。
「ミュージック」を選択します。
「モバイルデータ通信」をオフにします。Wi-Fiも使用しない場合はデバイスのWi-Fiも切りましょう。
Apple Musicアプリを開き、「ダウンロード済み」を選択します。表示されていない場合は右上の「編集」を開いて「ダウンロード済み」に「✓」を入れることで表示されます。
「ダウンロード済み」に表示されている楽曲は全てインターネットに接続していなくてもオフラインで聴くことができます。
Apple Musicの楽曲がダウンロードできない際の対処方法
Apple Musicの楽曲をダウンロードしようと思ってもスムーズにできないこともあります。 その場合には以下の対処方法で解決できることがあります。
・インターネットの接続環境を見直す ・アプリやデバイスを再起動する ・デバイスの空き容量を確保する ・最新のOSにアップデートする ・iCloudミュージックライブラリがオンになっているか確認する
その他の原因と解決策については以下の記事を参考にしてみてください。Apple Musicの楽曲をダウンロードできない際に考えられる要因と解決策について詳しく解説しています。
ダウンロードに必要な容量は?
ダウンロードで必要になる容量は、設定してある音質により異なります。
高音質(AAC256 kbps)、ロスレス(ALAC 最大24ビット/48kHz)ハイレゾロスレス(ALAC 最大24ビット/192kHz)の3つからお好きな音質でダウンロードすることが可能ですが、音質が良ければよいほど必要な容量が大きくなります。
すべての音質に対応している楽曲をダウンロードし、比較したものが以下の表になります。是非参考にしてみてください。
◎1曲あたり
種類 容量 高音質 (AAC256 kbps) 8.9MB ロスレス (ALAC 最大24ビット/48kHz) 65.4MB ハイレゾロスレス (ALAC 最大24ビット/192kHz) 107.6MB
「DAN DAN 心魅かれてく / ZARD」(4分30秒)
◎1アルバムあたり
種類 容量 高音質 (AAC256 kbps) 51.7MB ロスレス (ALAC 最大24ビット/48kHz) 376.2MB ハイレゾロスレス (ALAC 最大24ビット/192kHz) 630.8MB
『第六感 / Reol』(7曲 / 26分)
1曲、1アルバムあたりの容量の目安はこれくらいとなっています。音質が高いほど、ファイルサイズも大きくなるため、スマホの容量を考えながらダウンロードしてみてください。
ダウンロードした曲の保存場所
デバイス 保存場所 iPhone デバイス本体 Android デバイス本体、SDカード PC (Windows、Mac) デバイス本体、外付けHDD・SSD
ダウンロードした曲は基本的にデバイス本体に保存されるようになっています。AndroidやPCの場合は設定を変更することで、SDカードやHDD、SSDなどの外部メディアにも保存が可能です。
SDカードに変更する場合(Androidのみ)
1. Apple Music アプリを開き、画面右上のメニューボタンをタップ。 2. 「設定」をタップ。 3. 設定画面が表示されたら「ダウンロード」の項目に「SDカード」を選択。
これでApple Musicでダウンロードした楽曲がSDカードに保存されます。
外付けHDDに変更する場合(PCのみ)
ここではMacで変更する方法をご紹介します。
1. 「ミュージック」を開き、メニューから「環境設定」をクリック。 2. 「ファイル」をクリックします。 3. 「変更」をクリックし、保存したい外付けHDDを選択します。
これでApple Musicでダウンロードした楽曲がHDDに保存されます。
Apple Musicでダウンロードした楽曲を削除する方法
「Apple Musicの容量を確認したらもう空きが全然なかったから削除したい」と思った方の為にApple Musicでダウンロードした楽曲の削除方法をご説明します。
Apple Musicアプリで消す
まずはApple Musicアプリ上で楽曲を削除する方法です。
先程容量を確認したApple Musicの「ダウンロード済み」のページ内の右上に「編集」というボタンがあるのでそれをタップしましょう。
するとApple Musicでダウンロードしている楽曲それぞれの左側に赤いマークが出現すると思うので、Apple Music内で削除したい楽曲の赤いマークをタップします。
今度は楽曲の右側に「削除」の項目が現れるのでそれをタップします。これでApple Musicでダウンロードした楽曲の削除は完了です。
設定アプリで消す
次にiPhoneの「設定」アプリで操作して楽曲を削除する方法をご紹介します。
「設定」アプリを開いたら「ミュージック」を選択します。
「ダウンロード済み」を選択します。
すると、ダウンロードした楽曲のアーティスト一覧が表示されます。
削除したい楽曲のアーティスト名を左にスワイプすると「削除」という文字が表示されるのでこちらをタップします。楽曲単位で削除したい場合は、さらにアーティストページに進んで楽曲ごとに選択し削除しましょう。
「ストレージを最適化」で自動的に消す
「ストレージを最適化」をオンにすると、iPhoneの容量がいっぱいになった時に設定した容量の曲だけ残されて、しばらく再生していない曲が自動で削除されるようになります。 「スマホの空きストレージがいっぱいにならないか心配」という方はこちらの設定で楽曲を削除することをおすすめします。
先程と同じ手順で「設定」>「ミュージック」に進みましょう。 「ストレージを最適化」を選択します。
「ストレージを最適化」をオンにして、ストレージがいっぱいになった時に何GB分の楽曲を残すか選択します。なし、4GB、8GB、16GB、32GBから最小限の容量を選ぶことができます。
よくある質問
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Apple Musicを解約したあとにダウンロードした曲は残せる?
Apple Musicを解約した場合、更新日までに利用を再開しないとダウンロードしていた楽曲は全て聴けなくなります。ただし、ご自分でiTunes Storeで購入してダウンロードした楽曲に関しては引き続き聴くことができます。
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ライブラリに追加するのとダウンロードするのは何が違うの?
ライブラリに追加する=楽曲をお気に入り登録したようなもので、オフライン再生まではできません。ライブラリに追加した上でダウンロードすると楽曲がデバイスに保存されるので、オフライン環境でも楽曲を再生できるようになります。
iPhoneの場合、設定で「ストレージを最適化」がオンになっていると空き容量に余裕がなくなったときに自動でダウンロードしていた楽曲が消えることがあります。「ストレージを最適化」のオンオフを切り替えるには「設定」>「ミュージック」>「ストレージを最適化」から状態を確認することが可能です。
ダウンロードしたのに雲マークに戻ってしまう場合は、その楽曲が「不適格」と判断されています。iTunes Storeで購入した曲ではなかったり、別のApple IDを使って購入した曲だったり、ファイルが大きすぎたりするとダウンロードできないことがあります。いったん楽曲を削除してからライブラリに追加し直して再度ダウンロードをお試しください。
Apple Musicで配信されている楽曲はmp3にして保存することはできません。楽曲をダウンロードするとApple Musicのアプリ内に一時保存され、アプリの外に取り出すことはできないためです。中にはApple Musicの楽曲をmp3に変換して保存できることができるというソフトも存在しますが、Apple Musicの利用規約では楽曲を複製・録音することは禁止されているのでおすすめはしません。
最後に
Apple Musicでダウンロードしてからオフライン再生にして音楽を聴けば、Wi-Fi環境がなくても通信量を気にせずApple Musicの音楽を楽しむことができます。しかし、通信量はかからない代わりに端末の記憶容量を使うことになります。Apple Musicでダウンロードし過ぎたと感じた時にはこまめに聴かなくなった楽曲を削除する事をオススメします。
またApple Musicでは1ヶ月の無料トライアルも実施しています。登録しようか迷っている方は一度Apple Musicの無料体験紹介記事 を参考に試してみてはいかがでしょうか。